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RaceReady

2016.04.30
Masahiro Minai
南井 正弘 フリーライター、ランナーズパルス編集長
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間52分00秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

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走力がそれほどでもない頃はショーツのポケットはサイドでも問題ないのですが、ペースが上がっていくにつれて、脚を動すたびにポケットの内容物が揺れて不快になります。そんなときに便利なのが腰回りにポケットのついたランニングショーツ。パタゴニアのストライダープロショーツ、ザ・ノース・フェイスのフライウェイトレーシングショート、それにナイキのGYAKUSOUのショーツあたりですかね。しかしながら、この腰回りにポケットを付けるというアイディアはアメリカの小さなランニングウェアブランドであるRaceReadyによって生み出されました。1993年、ブランドの創業者であるロサンゼルスのロングディスタンス・ランナー、ジェリー&メアリー夫妻は、ウエストバッグなどを用いずにもっと「シンプル」かつ「心地良く」必要最低限のエナジージェル等の補給食を持ち歩ける方法は無いか?ということを考えていました。最初のプロトタイプから何度も何度も改良を重ね、どんな走り方でも「揺れない」ポケットを開発。自身のレースや練習で履くようになり、当初は販売する目的では無く、純粋に自分の目的に最適な「モノ」を作成していたのですが、徐々にその使いやすさに周りのランナー達が気付き、要望に応えるような形で販売をはじめました。

自分は2008年のラスベガスマラソンのエクスポに出店している独立系のランニングショップのブースで初めて見て、「欲しい!」と思いましたが、マイサイズのSがすべて売り切れ、それ以降もアメリカのレースに出走するたびにRaceReadyを履いているランナーを見かけましたが、なかなか扱っているお店がない。次に購入しようとした2015年のホノルルマラソン ハパルアのエクスポに出店していたRUNNERS HIのブースもサイズ切れで購入を諦めました。そして昨年末に日本の代理店であったロータスも取り扱いを中止しているのを知り、今月のハワイ滞在時に「絶対手に入れよう!」とランニングショップに電話を掛けまくりましたが、昔扱っていたRUNNERS HIなどのお店も現在は取り扱いを中止しているとのこと。実は創業者のジェリー&メアリー夫妻は会社を売却し、現在は新しいオーナーの元でショップへの卸はせずにインターネット通販のみでセールスを行っているようです。

「手に入らない!」と言われると、より一層欲しくなるのは世の常。いろいろ調べてマイサイズをゲットしました。早速履いてみると、これが本当に調子いい。後ろ側にはメッシュポケットが5個付いていて、そのうち2つは自分が使っているiPhone6Sやxperia z3とかがジャストフィット。前のフラップ付ポケットはジェルの収納に最適ですね。実際に走ってみると収納物の揺れは少ないし、使用している生地の肌触りはいいし、コレはいい!MADE IN USAのクラシックなデザイン&カラーリングは好き嫌いありそうですが、自分は好きですね。オーナーが変更になった以降もMADE IN USAはキープしているらしいですが、工場は変わったらしいので、この古きよきアメリカンランニングカンパニーの雰囲気がキープされているかどうか気になるところです。

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後部に5個のメッシュポケット、前部に2個のフラップ付ポケットがあり、収容能力抜群。ランニング時の収容物の揺れも少ないです。

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