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31th Sketchers Performance LA Marathon

2016.03.17
Masahiro Minai
南井 正弘 フリーライター、ランナーズパルス編集長
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間52分00秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

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昨年初めて参加したロサンゼルスマラソンは、その豪華なコースと絶えない沿道の応援に魅了されましたが、幸運なことに今年も走ることになりました。
タイトルを見てお分かりの通り、今年から冠スポンサーがアシックスからスケッチャーズに変更になっています。日本に住んでいるとピンと来ないかもしれませんが、アメリカにおいてはGo Walkを始めとしたカジュアル用途のシューズではトップレベルの着用率を誇ります。そしてスケッチャーズにはランニングシューズなどDoに対応するプロダクトもラインアップされていて、それがタイトルにもあるSketcers Performanceですね。契約選手ではアテネ五輪の男子マラソン競技で銀メダルを獲得し、ロンドン五輪の同競技でも4位に入賞したメブ・ケフレジギ、2007年の世界陸上大阪大会で女子10000mで銅メダルを獲得したアメリカを代表する女性長距離ランナーのカラ・グーカーといった有名どころが名を連ねます。

昨年は3月中旬の開催でしたが、今年はマラソン競技のOlympic trial、すなわち代表決定レースを前日の土曜日に同じロサンゼルスで開催するために2月14日という例年よりも1か月早いタイミングで行われました。オリンピックトライアルはロサンゼルスマラソンの前日2月13日(土)に気温24℃の厳しい暑さの中、男子フル2時間19分、ハーフ1時間05分、女子フル2時間45分、ハーフ1時間15分を突破した366名の選手が、男女各3名の代表の座を目指してスタート。その結果は

男子
1位ゲーレン・ラップ(ロンドン五輪10000m銀メダリスト)
2位メブ・ケフレジギ
3位ジャレット・ワード

女子
1位エイミー・クラッグ
2位デジレ・リンデン
3位シャレーン・フラナガン(北京五輪10000m銅メダリスト)

スケッチャーズアスリートは男子のメブ・ケフレジギは見事オリンピックの切符を手中に収めましたが、女子のカラ・グーカーは4位に終わり涙を呑みました。
アメリカは一発レースでどこかの国と違ってわかりやすいですが、成績重視でいえば、過去の実績も考慮して選考したほうが、大舞台では結果を残す選手も少なくないので、こればかりは一概には何とも言えないですね。

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すぐ目の前を凄いスピードで駆け抜けていくオリンピックトライアルに参加するアスリートたち。

オリンピックトライアルをある程度観戦したあとはエキスポへゼッケンのピックアップへ。会場はNBAのレイカーズの本拠地であるステイプルズセンターで、これは去年までと同じなんですが、タイトルスポンサーが変更になったことで明らかに雰囲気が去年までと違う。スケッチャーズがスポンサーになったことによって、よりポップな印象になっている気が…。このあたりのことは後日スポーツナビDoのほうで詳しく書きたいと思います。

去年は32度という記録的な暑さの中でのレースとなりましたが、今年こそは最高気温20度程度の絶好のコンディションで走れるかと思いましたが、天気予報によるとやはり華氏で80度~83度、すなわち摂氏で26.7度~28.3度だから、厳しい環境下でのレースが決定的。そして翌朝を迎えます。

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今回の装備はショーツがMMAのデニムランパンである以外はすべてサロモンで!ソフトフラスクなどの暑さ対策のための給水グッズも自前で用意します。
シューズはサロモンが今春リリースしたオンロードに特化したモデルであるソニックプロをセレクト。

宿泊先であるミレニアム ビルトモアホテルそばからシャトルバスでスタート地点のドジャースタジアムへ。到着すると結構寒い。寒さに強いはずの白人もブルブル震えてる。荷物を預け、スタートまでまだ時間がかなりあるから開放されているドジャースタジムのコンコースや観客席でインスタグラムやフェイスブックをチェックしながら暇を潰します。スタート30分前くらいに出走エリアに移動しますが、自分は優先コラルのゼッケンではないので後ろからのスタートになりますが、思ったよりも後方じゃなかったです。車いす部門のスタートに続き6時55分にスタート。スタートラインを通過するまでに6分ほどかかります。かなり詰まっていて飛ばすことができないので、Km/6分30秒~6分45秒ほどでしばらく走りますが、徐々にスピードを上げて6分15秒ほどでラップを刻みます。去年も思いましたが、このコースはアップダウンが結構続きます。特にダウンタウンの7Kmにさしかかるあたりの坂道はもの凄い斜度。そんなこともあって、ロサンゼルスマラソンはなかなか記録は狙いにくいかも。それよりもハリウッドチャイニーズシアター前、ビバリーヒルズのロデオドライブといった観光名所を走れるので、楽しんで走るほうがオススメです。自分も今回は給水や給食を目いっぱいいただき、写真を撮影しながら走りました。「あっ、ドルビーシアター(アカデミー賞授賞式会場)撮影するの忘れた!」みたいな感じで戻ったりしながら走ったので、かなり時間がかかり、手元のスントで5時間41分台でゴール。ワインを飲みながら走った一昨年のメドックマラソンとほぼ同じくらいのタイムです。タイムを狙って走るマラソンもいいですが、その街を楽しみつくすという走り方も悪くない。ロサンゼルスマラソンはまさにそんな走り方にピッタリのロードレースということがいえるでしょう。コスト面でもリーズナブルだし、ビフォア&アフターもロサンゼルスの街は楽しいので、また機会があれば走ってみたい大会です。

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ダウンタウンの急な坂道では和太鼓隊の応援がありがたい。「日本人でよかった!」と思う瞬間。彼らの応援のおかげでこの難所もクリア!

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スターの手形が埋め込まれるハリウッドの観光名所であるチャイニーズシアターもコース上にあります。

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エルメスなど高級ブランドのブティックが立ち並ぶビバリーヒルズのロデオドライブも走れます!

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ドラッグクイーンと楽しそうに写真を撮るランナーたち

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酷暑のなかでの大会だったので、この濡れナプキンのサービスは本当に嬉しかった!

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子供たちもしっかりとボランティア活動に励みます。カワイイ!

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「痛みは一瞬!」「誇りは永遠!」こんな感じの言葉で訴えかける応援もランナーを勇気づけますね。

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37Km地点の日本人商工会エリアではあんぱんの提供も。日本人にとって最高のエナジーチャージ!

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このヤクルトも本当に嬉しかった。ここでしっかりと補給してゴールまではちょっぴりペースを上げました。

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ゴールは世界的に著名な観光地であるサンタモニカ。今年もちょっぴり過酷な状況でのレースとなりましたが、「これで終わりかぁ…」と思うと、感傷的な気分にもなります。

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