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NIKE LUNARRACER+3

2013.09.19
Masahiro Minai
南井 正弘 フリーライター、ランナーズパルス編集長
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間52分00秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

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映画の続編をヒットさせるのは難しいといいますが、それはスポーツシューズにもあてはまります。初代モデルがヒットしても、後継モデルがその売り上げを超えるのは難しく、いつの間にかその品名はdiscontinuedになってしまいます。そう考えるとアシックスのGT-2000シリーズやミズノのウエーブライダーのようなロングセラーの偉大さがわかります。

ナイキのLUNARRACER+は2008年にリリースされたレーシングモデル。そのポップなデザインとは似つかない高いパフォーマンス性能を誇り、世界トップクラスのランナーにも愛用されたレーシングシューズでした。自分はその軽量性から海外出張や海外旅行に持っていくことが多く、2010年夏のNY出張にパッキングし、このシューズでニューヨークの街を走りまくりました。ミッドソールの厚みがそこそこあるから自分クラスのランナーでも充分履きこなせるのがいいところで、本当に走りやすい。しばらくすると廃番となり、セカンドモデルのLUNARRACER+2を購入。こちらも高いパフォーマンス性能を発揮してくれるのを期待しましたが、なんかしっくりこない。ミッドソールのアーチ部分を上方向に盛り上げるなど、余計なことをしたせいで走行感が悪い方向に変化していました。これは自分だけが思ったのではないようで、それが証拠に初代LUNARRACER+は復活し、2012年のロンドン五輪のマラソン競技では何人かの選手が着用し、ロンドンのナイキタウンなどでは販売もされていました。

そんな初代LUNARRACER+のソールユニットを継承し、ダイナミックフライワイヤー採用のアッパーを組み合わせたのがLUNARRACER+3。適度なクッション性とクイックなレスポンスの走行感は初代モデルのままに、高いフィッティングを高次元で融合。軽快なストライドを着用者に与えてくれ、旧山手通りから目黒川へと向かう下り坂ではkm/3分50秒のようなかなり速いペースで走りましたが、このシューズは無理なく対応してくれます。現在ハーフマラソンの予定はないですが、今度エントリーする際は、このシューズを履いて走るかもしれません。それほど完成度の高いシューズでした。日本未展開の発色のいいグリーンのカラーリングも気に入ってるし。

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