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GOLD COAST MARATHON 2018

2018.10.21
Masahiro Minai
南井 正弘 フリーライター、ランナーズパルス編集長
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。「フイナム」「Number Do」「モノマガジン」「日経トレンディネット」「SHOES MASTER」を始めとした雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間52分00秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。

ゴールドコーストマラソンといえば去年のこのブログでも紹介しましたが、「コースが平坦で走りやすいこと、スタート時の気温9度(午前11時は16度)という気候の好条件があり、なんと完走者の6割が自己ベストを更新している」という自己ベストを目指すランナーにはピッタリのレース。去年は練習不足ながら4時間4分28秒のセカンドベストで走ることができました。一度トイレも行ってるし(笑)。そんな自分にとっても相性のよい大会だけに、今年は7年半ぶりに自己記録(2011年1月の湘南国際マラソンで記録した3時間56分09秒)の更新を目指します。今回も練習は十分とはいえませんが、体調はよく、時差の少ないエリアでの開催なので、「とにかく自分を信じて悔いを残さない走りをする!」を心に、ゴールドコーストの地に入りました。去年と同じくゴールドコーストコンベンションセンターで行われていたエクスポでゼッケンをピックアップし、去年は買いそびれたアシックス製のオフィシャルタンクトップを購入。アメリカと違って早めに売り切れるから、初日に買いました。

 

去年はホテルのマントラ  レジェンズに滞在しましたが、今年はサービスアパートメントのアーティーク サーファーズ パラダイス。広々とした1LDKで、60㎡はあったかと。フルキッチンが装備されていたので、ほぼ毎食自炊してました。今回は一人で泊まりましたが、こういったサービスアパートメントは大人数でワイワイするのも楽しいでしょうね。

 

ベッドはクイーンサイズで、これまた広々。

 

日本人通訳の存在を去年も伝えましたが、今年は中国からの参加者増に対応し、中国語のできるボランティアも配備。

 

 

スポーツ部門のメインスポンサーであるアシックスがエクスポで最も広いショッピングエリアを占めていました。

 

メジャーマラソン名がプリントされたゲルニンバス20の都市シリーズ。ゴールドコースト以外に、東京、ロンドン、バルセロナ、パリ、ストックホルムバージョンもありましたね。

 

トップスはCPFU、ショーツはGR common language by MMA、アームカバーはR×L、ゲイターはC3fit、ウエストポーチはネイサン。

 

BREAKING 2でも話題となったモルテンのドリンクミックス。今回は右の320を500mlの水で溶かし、350mlはレース前に飲み、150mlは小型フラスクに入れ、30Km以降に飲むことに。

 

ゴールドコーストマラソンはスタートからしばらくはそれほどでもないですが、時間が経過するにつれ、日差しが強烈になるので、サングラスはマストアイテム。今回はオークリーのレーダーをチョイス。顔の一部に感じるようなフィット感の高さが魅力の一本です。

 

シューズはレース当日まで、この4足で悩みました。いずれのシューズも反発性、推進力重視のタイプです。上から時計回りに、ブルックス レビテイト2、ナイキ ズームフライ(オブシディアン)、ナイキ ズームフライ(ブラック)、ナイキ ヴェイパーフライ 4%。どの靴を選んだかはこの後のお楽しみ!

 

 

 

 

朝食は食べ慣れたものということで、「どん兵衛」の肉うどん。

 

「どん兵衛」だけでは足らないので、前日にスーパーマーケットの「Woolworth」で買ったいなりずしの追加。

 

あと海苔巻も。いなりずしもそうでしたが、あまり美味しくなかったです。そう考えるとニューヨークの「ZAIYA」と「SUNRISE MART」のおむすびは美味しかったなぁ。海外で一番美味しいおむすびはホノルルの「GABA」だけど。

 

  去年はH.I.S.のツアーだったので、ホテルからスタートエリアまではバスでしたが、今年はトラム(路面電車)で。ちなみにゼッケンを付けているランナーは、行きも帰りも無料です。最寄りのノースクリフからスタートエリアのあるサウスポートまでは20分ほどで到着。駅から10分しないうちにスタートエリアに到着します。あたりはまだかなり暗い午前6時にハーフマラソンからスタート、自分が到着したときにちょうどハーフマラソンのスタートのタイミングでした。フルマラソンは7時20分スタートなので、まだまだ時間はありますが、今年はツアーテントは使用できないので、芝生に座りながらモルテン ドリンクミックスをチビチビ飲んで時間を潰します。そうこうしているうちにコラルへの入場を促されます。自分は今年はB。去年はAだったので、「随分場違いだなぁ…」と思いましたが、今年も周囲は速そうなランナーが多い。そして7時15分の車椅子の部に続き、フルマラソンがスタート。去年の経験から「暑くなる前に距離を稼いでおこう!」という作戦で、Km/5分30秒は切るようなペースで走ります。衝撃吸収よりも推進力を重視したシューズを選んだので、このペースならキツイということはありません。「このペースを最低でも30Kmまではキープできたら、久しぶりのサブ4、そして自己記録更新の可能性が高いはず!」と自分に言い聞かせます。自分でも軽快に走れていると思いましたが、結局30Kmのラップまで、Km/5分30秒のペースはキープでき、30Km~35Kmのラップも28分19秒と、極端な落ち込みはなかったので、ここからは無理せずに安全策を取ります。脚が痙攣したらもったいないので。今回30Km以降にモルテンをチビチビ飲んでいたのもあって、35Km以降もエネルギー不足というのはなく、ペースダウンも想定内だったので、ゆとりがありました。41Km手前の地点で女子マラソンのトップアスリート 吉田香織さんとH.I.S.の飯田さんを発見。飯田さんの「速いじゃないですか!」の声が嬉しい。残り1Kmを切ると、サブ4と自己記録3時間56分09秒の更新を確信し、沿道の応援者とのハイタッチを楽しみます。そしてアンザックパークへと左折し、ゴールエリアを走っているときはちょっぴり涙が出ます。嬉し泣きというのもかなり久々。ゴールした瞬間にスント9を見ると3時間51分58秒。公式タイムは3時間52分00秒でした。52歳で3時間52分だから覚えやすいですね(笑)。というわけで、去年は格闘家の宇野薫選手の諦めない姿に刺激を与えられ、久しぶりのサブ4に挑戦するために走ったゴールドコーストマラソンですが、去年の雪辱を今年果たすことができたかたちですね。2年連続で走ってみてわかったのは、この大会はやっぱり記録が出しやすいということ。前述の通りフラットなコース、走りやすい気温、日本との時差の少なさetc.有利な条件が揃っています。来年は自己記録更新を狙うランナーを数人連れて、このゴールドコーストマラソンを走ってみたいです。

 

 

去年に引き続き今年のスポーツドリンクもENDURA。去年よりも薄いエイドステーションは少なかったですが、やっぱり好きになれなかったです。日本人ランナーのみならず、地元オーストラリアの一部のランナーからも不評でした。

 

ゴール後すぐに設置されたミストシャワー。今年も気温は20度以上まで上昇したので、自分を含めて暑さの苦手なランナーには後半はタフになりました。

 

メダル係のボランティアの少女。素敵な笑顔で完走したランナーを迎えてくれました。

 

  

手元のスント9で3時間51分58秒。公式タイムは3時間52分00秒でした。ゴールの瞬間は本当に感動しました。

 

今回は「速めのペースで行けるとこまで行ってしまえ!」という作戦だったので、後半が落ちるポジティブスプリット。暑さと疲労で失速したのと、久しぶりのサブ4が確定してからは、沿道の人々とハイタッチを楽しんでペースが落ちたのもありますが、心から「応援している人たちと触れ合いたい!」という気持ちだったので、全く後悔はありません。ちなみに最後まで脚は残ってました。

 

     

完走メダルを掲げての「いいね!」ポーズ。7年半ぶりの自己記録更新です。1月に52歳になりましたが、こういうのはいくつになっても嬉しいですね。

 

最終的にシューズはナイキ ズームフライのオブシディアンカラーにしました。今回の自己記録更新はこのシューズの推進力に助けられた部分が大きいです。あとはモルテンですね。30Km以降、いつもよりフルマラソンの辛さを感じなかったのは、あのドリンク ミックスのおかげもあったかと思います。

 

去年もそうでしたが、レース後にくつろぐランナーの表情はみんな明るい。自分もそうですが、満足いく走りができると自然とそうなりますね(笑)。ランニングアプリを見返して、にやけてるランナーも少なくありませんw

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