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池田美穂 アシックスランニングクラブ コーチ
池田美穂 アシックスランニングクラブ コーチ 池田美穂 rss

Miho Ikeda

池田 美穂 : アシックスランニングクラブ コーチ

東京マラソンやニューヨークシティマラソンなどの市民マラソンから国際レースまで、多くのレースに出場経験を持つ。アシックスストアでは、市民ランナーへのランニング指導を行っている。また最近ではタレント・モデルなどのパーソナルコーチも担当。彼らをマラソン完走へ導いている。フルマラソンベストタイム3時間2分43秒(2012名古屋ウィメンズマラソン)。著書「RUN女子入門~自分を変えるランニング」「ランニング手帳2012」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

空前絶後のスピード・ワークショップ開催!

[17.12.28]

先日有明にて、アシックスによるスピード・ワークショップを開催しました!
このイベントはスピードを極めたい市民ランナーの方を対象にした、スピード特化の座学&トレーニングプログラム。フルマラソン2時間台~3時間前半くらいのランナーが集まり、とってもマニアックでアツいイベントとなりました!

注)ここからとっても長いのでお時間のあるときにぜひ・・・。

第1部は室内での座学編。まずは「シューズの機能と履き分け方」などを弊社MD担当の木村からご紹介。シューズの機能って、みなさんはどんなことを意識されているでしょうか?

アシックスでは、①フィット性②軽量性③クッション性④安定性⑤屈曲性⑥グリップ性⑦通気性⑧耐久性、といった機能を、それぞれの競技特性や目的に合わせて検討しながらシューズを設計しています。

ランニングシューズでも、それぞれのモデルに想定されるスピードやプロネーションタイプなどがあるのです。

※こちらの記事もおすすめです⇒「スピードを求めるランナーのためのシューズの選び方」

続いて、アシックス社員のなかでもトップクラスのスピードランナー、斉藤(フルマラソン:2時間21分04秒)と、小林(2時間24分04秒)ふたりのシューズの履き分け方やこだわりも披露。
ベストタイムは近くても、ランニングフォームへの考え方とかシューズに求める機能などは全く異なっていておもしろかったです!

セパレート派・フラット派どっちなのか?という話でも各テーブル盛り上がりました♪ちなみに小林はフラット派だそうです!

もちろんどちらも履くよ~という私みたいな人も多かったですね。私はレースはターサーだけど、フェザーとかROADHAWKも好きなので。って、この話はまた長くなりそうなので、別の機会にします(笑)

そして今回は神戸より開発メンバーも参加!「スピードのためのシューズ構造とは?」という話を、開発の上福元からお話しました。

レーシングシューズでは、先に挙げた8大機能のうち、軽量性やフィット性、グリップ性などが特に重視されています。

今回のイベントでみなさんに履いてもらったシューズ「ターサージール6」は、足を守るような機能よりも、速く走るための機能に特化したシューズ。いかにして「走行効率」を上げるか?を追求して設計されているとのこと。

ここからは、ターサージール6が、走行効率を上げるためにどんな構造になっているのか、をご紹介。

レーシングシューズは何といっても重いとそれだけエネルギーを使ってしまうので、軽量であることはとっても大事。

ターサージールに使われているミッドソール素材「FlyteFoam」は従来のEVAと比べて約55%軽量化、なおかつ反発性も高く、耐久性もあるすばらしい素材!

現在では、アシックスのシューズの多くに、各モデルに合わせた硬度でFlyteFoamが採用されています。

そしてこのターサージール6に採用された新しいメッシュは、縦には伸びにくく、横や斜めには伸びるので、しっかりと足にフィットしながら中足部を支えてくれます。

イメージは「甲冑」だそうです!

ターサージールは靴ヒモも特徴的。「パワーホールドシューレース」という、レーシングシューズに特化した作りのヒモを採用しています。

ところで、このまんなかの「虎走」の文字の意味はご存知でしょうか?ターサーの語源が、「タイガーレーサー」⇒「ターサー」ということなので、これはターサーの日本名、みたいな感じです!(もうひとつ付け加えると、スカイセンサーは「翔走」です!)

ちなみにこの「虎走」と書いてあるパーツ、中央よりも、やや外側寄りに配置されているのには気付きましたでしょうか?これは、走っているうちにどうしてもシュータンが外側へずれやすいので、それを抑えるために外側寄りにしているそうです!

そして、ターサーと言えば、この前についているテトラポット型のツブツブ。これが、しっかりと地面を噛み、強いグリップ性を発揮してくれます!スパイクのピンのような役割ですね。

そして、このN字型に配置されたプラスチックのパーツ。これは、着地してからスムーズに前の、もっというと拇指球側へ重心移動できるように配置されています。

ちなみに!GEL-KAYANOなどのクッション性や安定性が高いシューズは、過度に内側へ倒れこむのを抑えるために、N字が逆になっています。ここも、ターサーは重心移動をスムーズにして効率よく速く走ることを重視しているのに対し、KAYANOなどはオーバープロネーションを抑えケガを予防することを重視しているので、構造が全く逆なんですよね。

他にも、社員でもなかなか知りえないマニアック情報も色々と話してくれて、私たちも大興奮でした!(笑)

さて、そんなわけで座学だけでもモリモリでしたが、トレーニングもありますよ~!

ストレッチやジョグ、ドリルなどでしっかりアップをして・・・メインはインターバル祭!
メニューは1300m×3+700m×3+300×2に、最後は100mダッシュも!

終盤はすっかり暗くなってました(笑)

私も汗だくになりながら全部やりましたが、めっちゃきつかった!そしてみんなめっちゃ速かった!(ターサージール6のおかげ?)

おなかいっぱいすぎる練習メニューでしたが、さすがは変態、いや、本気ランナーのみなさん!きつかった~と言いつつ嬉しそうでした(笑)やっぱり本気ならアシックスですよね。(古い!)

今回は実技後に汗を流して、懇親会まで行いました!美味しいお酒を飲みつつ、ランニング談義に最後まで盛り上がりました♪

参加していただいた皆様、本当にありがとうございました!