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榎本一生
榎本一生

Issey Enomoto

榎本 一生 : エディター、ライター、シューズ・マスター

1976年千葉県生まれ。フリーランスのエディター、ライター。シューズ・マスター編集長、ランナーズパルス副編集長、フイナム ランニング クラブ♡部長。フル自己ベスト:3時間18分16秒(大阪マラソン2016)、ハーフ自己ベスト:1時間35分16秒(ブルックリンハーフ2016)
http://www.shoesmaster.jp
http://hrc.blog.houyhnhnm.jp

湘南国際マラソン2015

[15.12.11]

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12月6日(日)に行われた湘南国際マラソンに参加してきました。この大会に出るのは昨年と一昨年に続き3年連続3度目。コースレイアウトはもちろんスタート地点の雰囲気からフィニッシュ後の身の振り方まで、もはや勝手知ったる感じです。

最近はロードよりもトレイルを走るほうが楽しくなりつつあり、50kmとか65kmとかフルマラソンよりも長い距離をちょいちょい走ってきましたが、純粋なロードのフルマラソンを走るのはよくよく考えたら去年の湘南国際以来、ちょうど1年ぶりのこと。

当日の天気は晴れのち曇り。気温はスタート時で10℃くらい、最高で14℃くらい。風も日差しもそれほど強くなく、コンディションとしてはほぼパーフェクト。

目標はサブ3.5(3時間半切り)に設定。いまの自分の走力を鑑みたら、おそらくいけるだろうと思っていたものの、油断は禁物。フルマラソンには魔物が潜んでいることは経験上よくわかっている。無理せず、焦らず、サブ3.5をぎりぎり達成できるキロ5分弱のペースを最初から最後までキープしながら走ろうと心に決めました。

そしていざスタート。レース特有の気持ちの昂ぶりを抑えつつ、またテンション高めな周囲の雰囲気に惑わされることなく、ただひたすら機械のように淡々とラップを刻みます。

もろもろ端折りますが、結果は・・・

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手元の時計で、3時間28分46秒でフィニッシュ!

こちらは1kmおきのラップ(Stravaでの表示)。

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序盤のもたつきと、後半の落ち込みは、想定の範囲内。我ながら会心のレースでした。いやあ、うれしい!

自己ベストを更新したからといって、あるいはサブ3.5を達成したからといって、特に何かがあるわけではないのですが、「自分が思ったとおりのレース運びができた」ということ自体、市民ランナーとしては無条件でうれしいものですね。

この大会には多くの友人知人が参加。フイナム ランニング クラブ♡の同士であり、たまに30kmの帰宅ランというアホなことをやっているフイナム山本副編集長もそのひとり。彼の目標もサブ3.5。ポテンシャル的には十分いけそうではあったものの、淡々とペースを刻んだ僕とは対照的に後半で失速し、不甲斐ない結果に終わったようだ。まさに悲喜こもごも。前日は僕もいっしょに痛飲していたわけだから、不振の原因は前日の深酒だけではないんだろうけど。ともあれ、フルマラソンは奥が深いなと改めて。山本の参戦記に続いて、この大会に参加した他の部員たちのブログも次々にアップされるそうなので、楽しみに待ちたいと思います。

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Yes, Run for Beer!

そうそう、レース前にフイナムのほうに書いた、次の給水所までの距離を教えてくれるスントのGPSウォッチ用のアプリ。これがレース中にめちゃくちゃ役に立った。他のレースでもぜひやってほしい。特に長い距離を走るウルトラトレイルとかであったら相当便利なんじゃないかな。

湘南国際マラソンの昨年と一昨年の模様は下記から。
湘南国際マラソン2014
湘南国際マラソン2013

上越国際トレイルフェス 2015

[15.11.17]

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11月15日(日)に開催された「上越国際トレイルフェス」のトレイルランチャレンジレース【35Kmゴールド☆ソロ】に参加してきました。今回もいつものフイナム ランニング クラブ♡のメンバーといっしょに。

レースシーズン到来、ということで、自分にとっては前週の神流(40km)に続く2週連続のトレイルレース。2週連続は無謀かも、と思ってましたが、やはり無謀だったことは否めず。これを書いている現在、全身の関節の節々が悲鳴をあげています。

舞台は上越国際スキー場。現地へは前日入り。夕方、スタート地点の目の前のホテルにチェックインし、コースプロデューサーの石川弘樹氏によるトレランクリニックを拝聴後、メンバーのみんなと近隣の回転寿司屋でプチ前夜祭。以前に同メンバーで行ったGALA湯沢の大会では前夜に痛飲して失態を犯した(二日酔いで大寝坊)ので、今回はアルコールローディングはほどほどに。

翌朝5時頃に目を覚ますと、窓の外は雨。しかもそこそこ強く降っている。でも、前回の神流で感じたように、トレイルの場合はそういうものだと割りきってしまえば、たとえ悪天候でもそれほど気にならない、かな。

朝7時に号砲が鳴り、いざレーススタート!

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路面は予想以上にグチャグチャでドロドロ。水たまりに足を突っ込まざるを得ない箇所も多々あり、シューズの中にじわじわと浸水してきて、レース序盤からソックスまでビショビショに。張り切ってスタートしたものの、あまりのコンディションの悪さに気が滅入る。

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どーんとそびえるゲレンデの急登。これが足腰に堪え、心肺もパンパンに。

自分が参加した35kmの部は、悪天候の影響でスタート直前にコース変更があり、距離は27kmに短縮。本来は走るはずのところが走れず、結果としてゲレンデや林道ばかりのコースになってしまったのは残念だったけれど、自然相手のアクティビティなのでそのあたりは仕方がないですね。

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後半は雨が上がり、すこし晴れ間ものぞく。視界がクリアになって気持ちいい。「トレイルの場合は悪天候でも気にならない」とはいえど、やっぱり天気が良いに越したことはないなあ。

というわけで、メンバー全員が無事にフィニッシュ。

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ゴールドの部を完走した面々。自分のタイムは3時間42分で、この7人の中では後ろから2番目。みんなが速いのか、自分が遅いのか。

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こちらはシルバーの部(12km)を完走した面々。なぜか微妙に一歩前に出ている南井編集長、親指の反り返り具合が良い感じです。

シューズは自分を含むメンバーの多くがサロモンのスピードクロスプロを着用。

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泥まみれの姿が、厳しい路面コンディションを物語る。このシューズはアウトソールのグリップ力が抜群で、今回のようなマディでスリッピーなコンディションでは最強だったのでは。

サロモンといえば、同日行われた「さいたま国際マラソン」で準優勝という素晴らしい結果を残した吉田香織さんのウェアはサロモンのハイエンドラインのS-LAB。一般的な陸上ウェアとはひと味違ったスタイリッシュなデザインでかっこよかった。

レース後は越後湯沢駅前の居酒屋で打ち上げ。ビール片手に新潟名物タレカツ丼に舌鼓。そして新幹線乗車前にも缶ビールを買い込み、車内で軽く二次会。レース自体はもちろん、その道中とビフォーアフターも含めて楽しい大人の遠足でした。

神流マウンテンラン&ウォーク 2015

[15.11.12]

11月8日(日)に行われた「神流マウンテンラン&ウォーク」に参加してきました。舞台となった神流町は群馬県南西部の山間部に位置する小さな町。「神流」は「かんな」と読む。

地元の人たちのあたたかいおもてなし、豊かで美しい自然、ふかふかの極上トレイル・・・事前にいろいろと噂は聞いてましたが、実際に参加してみて、噂に違わぬ素晴らしい大会であることを実感しました。

現地へは前日入り。東京駅から神流町直行のシャトルバスも出ていましたが、自分は電車と路線バスを乗り継いで神流町へ。渋谷から高崎線の新町駅まで2時間弱、さらにそこから路線バスで約1時間半。と、遠い……。同じ関東圏とはいえ、ちょっとした旅行気分。

夕方、神流町に到着後、受付を済ませ、前夜祭会場の万場小学校体育館へ。

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アットホームな雰囲気のパーティ。地元の食材を活かした手作り料理をいただく。鮎が特に美味しかった。

翌朝は4時に起床し、5時半頃にスタート会場に到着。着替えや食事を済ませ、7時にいざスタート!

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この大会は「スーパーシングルクラス/50km」「スーパーペアクラス/50km」「ロングクラス/40km」「ミドルクラス/27km」の4種目があって、自分が参加したのはロングクラス。40kmという距離に対して累積標高は約3,000mもあり、なかなか厳しいコースであることが推察される。「マウンテンラン&ウォーク」という名前から想起されるマイルドな感じとはちょっと違います。

当日の天気は小雨。ロードのレースの場合は雨だとブルーな気分になるけど、トレイルの場合はそんなに気にならないかな。ちょっとした雨ならシェルでしのげるし、霧がかった景色はそれはそれで幻想的で美しい。

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ずっと走っていたくなる気持ちの良いトレイルが続く。

コースのところどころにこんな看板が。

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絶妙なコピーワークに癒やされます。

そして40kmを走り切り、お約束のジャンプスタイルでフィニッシュ!

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右奥に映っているのは日本を代表するトレイルランナーでありこの大会のプロデューサーでもある鏑木毅さん。

がしかし、ここで珍事発生。係りの人から「もう一度ゴールしてください」との指令が。ジャンプでゴールしたせいでオフィシャルの写真がちゃんと撮れていなかったらしい。「今度は普通にお願いします」とも。

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というわけで、まさかのゴールやり直し。ふう。

フィニッシュ後は黄金色に輝く魔法の液体を注入。お約束。

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ミドルクラス(27km)に参加したJAM HOME MADEの水越さんと乾杯。水越さんは僕が部長を務めるフイナム ランニング クラブ♡のメンバーでもあり、そっちのブログで近々レポートをアップしてくれる、はず。

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足元はザ・ノース・フェイスの「ウルトラトレイル」。泥まみれです。

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タイムは6時間33分。長かったとも言えるし、あっという間だったとも言える。ともあれ、トレイルは楽しい。それも距離が長ければ長いほど楽しい気がする。ゆくゆくは、この道からつながっているという彼の地へ行ってみたいです。

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ハイテクタウン駅伝、再び

[15.10.05]

10月3日(土)に行われたハイテクタウン駅伝に参加してきました。

この大会に出るのはちょうど1年ぶり。
前回の模様はこちら↓
http://runnerspulse.jp/ienomoto/archives/986

メンバーはフイナム ランニング クラブ♡の面々。
今回は「男女混成チーム」と「男子チーム」の2チームでの参加です。

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男女混成チームは、手前左からフイナム編集部の山本、長嶋、そして紅一点フラウ編集部の宮島さんと、フイナム中田の4名。こちらはノラリクラリ系のお気楽チーム。そして男子チームは、奥左から榎本、永田さん、佐原さん、牧野さんの4名。こちらは精鋭を揃えたガチチーム。

気持ち良い秋晴れのもと、午前9時半に号砲が鳴り、いざスタート!

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距離はひとりあたり5km。第一走者を務めたチーム最速の牧野さんは、18分47秒という好記録で第二走者の永田さんへタスキをつなぎます(ちなみにチーム最遅は榎本で22分08秒)

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牧野さんから永田さん、そして佐原さんへと、順調にタスキをつないでいく。

アンカーを務めた僕は、今年のCCC(UTMBのハーフ版)で優勝したザック・ミラー選手ばりにジャンプでフィニッシュ!

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元ネタはこちら↓
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うーむ、全然違いますね。

フィニッシュ後、記録証を受け取ると、そこには驚きの結果が・・・!

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なななななんと、総合9位!(111チーム中)

混成チームも34位(115チーム中)だったようで、こちらもなかなかの好成績。

タスキをつなぐってやっぱり楽しいですね。フルやハーフで自己ベストを狙って本気で走るのもいいけれど、たまにはこうやって和気あいあいと走るのもランニングの楽しみのひとつです。

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Yes, Run For Beer!

初めてのトレイルレース! 西丹沢アドベンチャーラン(21km)に参加してきた

[15.06.07]

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6/6(土)に行われた西丹沢アドベンチャーラン(21kmの部)に参加してきました。自分にとってトレイルレースは初参戦でしたが、厳しさもツラさも、楽しさも気持ちよさも、すべてが想像以上。完走から一夜明けたいま、激しい筋肉痛に見舞われながら、はやくも次のレースを検討し始めている自分がいます。

それくらい強く印象に残った初めてのトレイルレース。以下に当日の模様をまとめておきます。

当日は朝5時に起床。6時前に家を出て、電車に揺られて小田急線の新松田駅へ向かいます。新松田は新宿から約1時間20分、スタート地点の丹沢森林館は新松田駅からバスで約30分。「東京から日帰りで行ける」というのがこの大会を選んだ理由のひとつです。

新松田駅では、いっしょに参加するフイナム山本副編集長と待ち合わせ。しかし約束の7時半を過ぎても一向に現れない。「どこにいる?」とメールを送ると、「やば。寝過ごして小田原向かってます。すぐ折り返します!」とレスが。彼とは長い付き合いですが、そのあたりのルーズさはブレがありません。
そんなプチトラブルがありながらも、なんとかリカバリーして、8時半頃には会場に到着。着替えを済ませ、軽食をとり、いざスタート地点へ。

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現地ではスマート太田編集長も合流。左から太田氏、山本氏、榎本。3人とも今回がトレイル初参戦ですが、格好や装備は一丁前。

ちなみにこのレースは今年からコースが変更されたとのことで、21kmの部はコースの半分がトレイルで、半分が舗装路。累積標高は1916mとのことですが、その数字がどれほどのものか、いまの自分にはよくわかりません。

そして9時40分に号砲が鳴り、レーススタート。

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初めてのトレイルということで最初はやや緊張していたものの、いざ走り始めてしまうと、そこから先はもう無我夢中。コースは結構アップダウンがあり、上りはほとんど歩きましたが、それでも心拍数が急激に上がって心肺は瞬く間に限界に達し、脚もパンパン。上りはハッキリ言って苦痛以外のなにものでもない。しかし、下りは言葉に表せないほど気持ちいい! 転倒や滑落には細心の注意を払いつつ、スピードを出して山を駆け下りるのは童心に帰った感じでめちゃくちゃ楽しかった。そんな上って下ってが4回ほどあり、苦痛と快感が交互にやってくる感じ。下りだけならほんと最高なんですが、そういうわけにはいかないですよね。

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路面、勾配、景色、天候・・・あらゆるコンディションがめまぐるしく変わっていき、晴れ間がのぞいたと思ったらいきなり濃霧に包まれたり、整備されたトレイルからいきなり川にジャブジャブと足を突っ込めなければ渡れないところがあったり。同じペースを維持しながら淡々と走るロードレースとは完全に別物であることを身をもって実感しました。

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そしてフィニッシュ。記録は3時間34分43秒。順位は男子総合57位。エントリー数は270人くらいだったようなので、初めてにしては悪くないかな。まあ、タイムも順位もロードほどには気にならないのですが。

今回のセットはこんな感じ。

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ザック:サロモン S-LAB SENSE ULTRA SET
トップス:GYAKUSOU
パンツ:サロモン EXO WINGS TWINSKIN SHORT
ヘッドギア:バフ RUN+TRAIL
シューズ:サロモン スピードクロス3
ボトル:サロモン SOFT FLASK 500ML ×2
サングラス:オークリー フロッグスキン
GPSウォッチ:スント アンビット 3 Run
デジカメ:ソニー サイバーショット TX30
ジェル:クリフショット×2

どれも今回のレースになくてはならないものでしたが、とりわけ大活躍してくれたのがサロモンのスピードクロス3というシューズ。

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このシューズはアウトソールのグリップ力が素晴らしく、前日の大雨で泥濘んでスリッピーになっていたところでもがっちりと路面をつかんでくれた。もし他のシューズを履いていたらもっと苦しいレースを強いられていたはず。

今回のレースを通じて、トレランにおけるギアの重要性を改めて実感。新参者ですがまた機会をみつけてレースに出てみたいし、ギア選びも含めて自分なりの楽しみ方をみつけていけたら、と思います。

それにしても、たかだか21kmでこんなにしんどいのに、100kmや100マイルといったロングレースに挑む人たちっていったいどんな身体能力とメンタリティの持ち主なんでしょうか。自分には絶対に無理だし、改めてリスペクトです。